綾辻行人氏「十角館の殺人」を読んでとても面白かった。
 綾辻行人氏といえば数年前にアニメ化されたAnotherが私のようなアニメを見るものには有名だ。
(しかし私はアニメ版Anotherを見ておらず、原作をこれから読もうと思っている。)
といっても個人的には麻雀の強い綾辻行人氏が印象的である。
 十角館の殺人は孤島にある十角館に大学のミステリー研究会の面々が泊まりこむ
合宿をしていると一人一人殺害されていく、所謂クローズドサークル物。
といってもWikipediaによるとクローズドサークルという言葉が多用されだしたのは90年代のことで
十角館の殺人の初刊は1987年のことであるから解説では「孤島もの」と言われたりしている。
あと3年で30年前の作品となるが全くそのような感じがない。
携帯やPCなどはもちろん無いが全然気にしていなかった。
 十角館の殺人は孤立した空間一辺倒でなく、別軸の物語も展開されていく。
島・本土と分かれて、十角館で起こる殺人の裏にある事柄を島に行った学生サークルのOBが
調べてまわり、それが島にいる学生たちの心情描写とリンクしていくのだ。
クローズドサークルといえば、思い返してみれば金田一少年の事件簿や名探偵コナンくらいでしか
読んでいないからフォーカスはいつも孤立した人物たちへ当たった話ばかりで
AとBの事件がつながるという方式をクローズドサークル状況下で行ったのはとても新鮮で面白かった。
 敵は本編453ページ+オマケ50ページ弱というページ数にあると思う。
境界線上のホライゾンというライトノベル界の化け物を購読しているのでさほど多くは感じないが
それでも遅読であるために序盤の伏線を忘れ、エピローグではあれ?これなんだっけ?
と言った具合でページをさかのぼったりググってみたりしてしまうので一気に読んで欲しいのだけど
いかんせん400ページ以上+思考時間となると結構な時間かかってしまうだろう。

あとがきで、綾辻行人氏が小野不由美氏の名前を出されているので
不勉強な私は小野不由美で検索してみた。
・・・十二国記、屍鬼、ゴーストハントの原作者。
道理で聞いたことがあるはずだ。屍鬼を読もうかどうか考えるときに色々と調べたのだから。
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